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記事: Blog2_Post

厄介者なフユイチゴをおいしく調理

執筆者の写真: ももたろうももたろう

こんにちわ!モモタロウです。

去年から作業しはじめたアオジシ谷の復興プロジェクト「里山 Rebirth Project」

この時期よく見かける赤色で小さく可愛らしい『フユイチゴ』別名『

が、作業をするなかで少々厄介なんです。

ミヤマフユイチゴ
ミヤマフユイチゴ

一見何も問題無さそうじゃね?って思うかもしれないですが、下の写真をみてください。

アオジシ谷の斜面
アオジシ谷の斜面

場所にもよりますが、斜面に生えてる濃い緑の低草5~7割をフユイチゴが占めています。

倒木をどかしたいときにフユイチゴのツルが、沢山絡みあいなかなか作業を進めることができません。

また、密生しているので太陽の陽が当たらず、他の植物が少ないってのが今の現状です。


根が短く抜きやすいのが救いです、、、

それにしても多すぎるだろ!!


ブログアップした頃には、ある程度間引きして

いい感じになると思います。

(どんな植物が、生えてくるか楽しみだ)


ってことで抜いて終わりじゃかわいそうなので果実を摘み感謝を込めて料理

今回作ったのが、フユイチゴのスコーン

そして黒マンバが、ジャムを手作りしてくれました‼︎

スコーン
スコーン

フユイチゴ自体水分がかなり多いので、水はかなり少なめにしましたが、調節が上手くいかず少し失敗

そのおかげとでも言うべきか新食感の外側サクっ中しっとりのスコーンが出来上がりました。

優しいフユイチゴの味が口いっぱいに広がり、

フユイチゴの種もアクセントになって美味い。


酸味や甘味自体は、そこまでしないので作る際

個人各々調節することをオススメします。


色も桜ピンクぐらい可愛い色になりとても可愛い

その上にフユイチゴを飾るとより鮮やかで

『クリスマスチェリー』の本領発揮

↑ポテンシャル高すぎ‼︎

黒マンバ特製ジャム
黒マンバ特製ジャム

黒マンバ特製ジャム一口頂きましたが、悔しいぐらいにめちゃくちゃ美味かった、、、

本人曰く、火入れすぎて水分飛ばしすぎたって言ってましたがむしろ市販ジャムみたいにサラサラよりねっとりした方が合ってるんじゃないかって感じました。

ネットリしたことでパンにも塗りやすく色鮮やかな赤が入るだけで見栄えが華やかになり食欲倍増

本当に美味かった。



今回厄介者扱いしたフユイチゴ。

この植物の与える力は、大きくホンドテンやタヌキなど動物達の冬越しするために必要な食べ物。

寒さに強く、種子繁殖と栄養繁殖の2つで繁殖するため人によって管理しないと沢山増えちゃう

ため切っても切れない関係なんだなってのを今回のプロジェクトで再認識できました。

さらに動物達も求めてるので里山には必要不可欠

だよね


ちなみに、上で言った栄養繁殖っていうのは、

親株からランナーと呼ばれる子株が伸びて、地面に根付き親株と同じクローンで繁殖する方法のこと

市販で売られてるイチゴも同じように繁殖でき

るのですが、プランターやら畑やらを超えて野生化してるのをたまに見かけるので要注意

できれば人に確認してから抜いてあげてください


また、すぐにブログ更新すると思うので乞うご期待ʕ•ᴥ•ʔb


分 類 / バラ目 バラ科 キイチゴ属

和 名 / フユイチゴ

学 名 / Rubus buergeri Miq

花 期 / 9-10月

生活型 / 多年草

分 布 / 本州〜九州


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