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記事: Blog2_Post
執筆者の写真アンフィー

冬のモリマナライフ with TKS

ただいま、私たち森のフィールド学舎トウキョウサンショウウオ(以下TKS)がくらしている水辺の保全作業真っ只中!!


ということで、この時期のモリマナ生活はこれだ!というほど、ほぼ毎週行けるメンバーが集まってやっている、TKSの産卵地保全作業の様子をちらっと紹介します!


この日集まったのは、pöllö=ポッロさん、蛇メタ師匠黒マンバ先輩、アンフィーの男衆4人。

舞台は飯能市内のお馴染みの谷戸、Y入りで、段々になっている産卵場の2段分の作業をガツガツ行いました!


作業内容は、昨シーズンに作った水場に溜まった土砂を書き出し、より深く広くしていくことです!


最初に着手した段


この段の作業前は、上の動画(タイムラプス)の画面左手の方にじわじわと水が流れ出して、足元がぐちゃぐちゃになってしまっていました。全体的な水量も、産卵の多い画面右手の方に持っていきたいので、水が流れ出ないようにコントロールすることを意識していました!


作業直後の様子


まだ乾く前のコンクリートのようないかにもいじったという様子ですが、これも時間が経つにつれて少しずつ馴染んできます。

今年は保全作業を、来年より2-3ヶ月ほど早く始めましたが、それもこの"寝かせる時間"をたくさん取って、人間が手を入れることによって少なからず変化する水質や土壌などの影響を、できる限り春先の水辺ににやってくるTKSをはじめとする生きものたちに与えないようにするためでした。


作業から少し経たました


少し時間をおくと、水の中で広がっていた泥が沈み、上っ面の方が透き通ってきます。

こうなるといよいよ、なんだかいい感じです♪


こっちはひとつ下の段


最初に作業した段は、大きな池はなく、言わば途中の水の通り道ですが、次に手を入れたひとつ下の段は水がたくさん溜まる大きな池になります!


これはなかなか気合いが必要!


「おっしゃー!やるぞー!(サンショウ)うぉー!!」


なんて掛け声は叫びませんでしたが、作業はひたすら泥を(三角ホーで)掻いては寄せ、泥を(シャベルで)すくっては動かしての繰り返し。


作業後の様子


みんなでやれば、作業もあっという間に終わります。正直、どろんこ作業はキツいなと感じることもありますが、かわいいTKSのことを想えば、多少のことは吹き飛んでしまうというものです!


今シーズンは、一番広さのある水場であるこの段に切り倒した材で橋をかけてみました。


まだその上を歩くときは綱渡り状態ですが、もう少し歩きやすくすれば、アスレチック感のある面白い場所になるかもしれませんね!


樹を切る黒マンバ先輩、なかなかキマってます(笑)


この日は、水場の作業に加えて、枯れたり、立っている密度の高いところの樹を切り倒しました。

(※地権者の方に許可を得て行なっています。)


大きな樹ほどたくさんの水を吸い上げるので、その分水場に流れ込む量が減ってしまう心配もあります。また、もともと田んぼとして活用されていたこの場所に人間の手で植えられた樹なので、程よく管理していくことが大切なはずです。


ハンディソーが火を吹きます(笑)


この日も安全に楽しく作業を終えました。


すると、

黒マンバ先輩

「ふぅ〜、本気で作業すると暑いですね〜。」


蛇メタ師匠

「そうだな〜、暑いし人肌脱ぐか〜。」


と言って、2人が上着を脱ぐと、その下から今話題(!?)のモリマナTシャツが現れたではありませんか!


モリマナTシャツを着ている師弟


そんなモリマナTシャツを紹介している動画をYouTubeで公開したので、興味のある方は是非、ご覧ください!


そんなこんなで、やっぱりこの時期のモリマナは、TKSと共にあります。実際目にするわけではありませんが、これから僕たちが作業をした場所に、TKSとその他たくさんの生きものが来てくれることを想像すると、もう楽しみでいられません!


アンフィー


分類 / 有尾目 サンショウウオ科 サンショウウオ属

和名 / トウキョウサンショウウオ学名 / Hynobius tokyoensis

全長 / 80-130mm

分布 / 本州(茨城県と群馬県を除く関東地方)

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