ご無沙汰です。蛇メタ師匠です。
冬の間というのは、、、まぁもちろんヘビは出ないわけでして。
ただ、いつまでもフィールドに出ず、何もしない、というのが苦手な私は、
「いったい、いつから出てくるんだろう?」
が勝っておりまして、冬の間も僅かな期待を抱きつつ、フィールドで彼らとの遭遇を待ちわびる季節だったりしてました。
そして昨日、3月21日。
最高気温17℃の予報。
「まぁ、ユウダの類かジムグリなら出るかもね~」
くらいの感覚で、飯能市へ向かう。
午前9時頃には能仁寺近辺から天覧入り方面へ。
「以前ここでアオダイショウがいたよな~、この先はジムグリがいるエリアか・・・」
と思いつつも、出会うことのないヘビたち。
この時点で気温14.7℃
ちょっと低めだな。。。
そして天覧入りに到着。
水のあるエリアでは、アカガエル類の卵が。
所詮、ヘビ屋にはその種を特定することもせずに、畦道を進む。
その瞬間、わずか右斜め下方に一部が異様に目立つ黄色の生物!!
体が無条件に反応する。。。。
今年初。えぇ、叫びましたよ。
「Rhabdophis tigrinus tigrinus!!19列!!!」
おそらく、昨年の秋に孵化したヤマカガシの幼蛇。
無事に冬眠に成功して、出てきてくれました。嬉しい・・・。
もちろん有毒種ですから、あまりかまっていられません。
すぐリリース。
もう50mほど歩いたところ、川の対岸の落ち葉が連続的にこすれるガサっとした音が。
すぐさま何も考えず(と言いつつ実際は「この動きナミヘビ系!!」なんて考えている自分がいます)、左手が伸びる!!
さぁ、
みなさん、いきますよ。
「Rhabdophis tigrinus tigrinus!!19列!!!Again!!」
2匹目です。個体右側背頸部の黒班に朱色班が無いので、別個体とわかるでしょう。
(「わかるか、んなもん!!」とツッコミが入りそうですが・・・)
サイズもほぼ一緒なので、昨年の秋に孵化した個体と推測されます。
私、蛇メタ師匠の春は、昨日から始まりました。。。
分 類/有鱗目ナミヘビ科ヤマカガシ属
和 名/ヤマカガシ
学 名/Rhabdophis tigrinus tigrinus
全 長/60〜150cm
分 布/本州、四国、九州、大隅諸島まで
(蛇メタ師匠)
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