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ヤマアカガエルは両生類の先発隊

執筆者の写真: pöllö=ポッロpöllö=ポッロ

モリマナは、生きものの観察会や自然環境の保全活動を行っていますが、調査・研究も大切な活動のひとつ。とくに、モリマナ発足以来、継続している調査・研究が、トウキョウサンショウウオです。


3月中旬になると、飯能市と周辺市町村の卵のうカウント調査を開始します。30箇所以上の産卵地を巡り、卵のう数などを調べ、その土地のトウキョウサンショウウオの生息状況を研究するのが目的です。

水辺環境を保全したトウキョウサンショウウオ産卵地


水辺が荒廃し、産卵地がなくなってしまった環境も多く、そのような場所では1月から水辺環境の保全を進め、産卵地を確保するなどの作業をします。


上の画像は、水辺環境を保全したトウキョウサンショウウオの産卵地です。2月13日、気温が上がったのでようすを見に行くと、ヤマアカガエルが産卵していました。


ヤマアカガエルは、まだ寒い早春に産卵をはじめるアカガエルのなかまです。飯能市では、おもに2月中旬から産卵ピークをむかえますが、2025年は今までもっとも早く、ヤマアカガエルの卵塊の初見は1月28日でした。

ヤマアカガエルの卵塊


ヤマアカガエルの卵塊を目にすると、春がそこまで来ているのでちょいと焦ります。


トウキョウサンショウウオの調査がはじまれば、すぐにヒガシヒダサンショウウオやハコネサンショウウオ、アズマヒキガルの産卵地調べもやらなければならないし、今年はトウキョウダルマガエルの生息地調べと、ヌマガエルの侵略調査、初夏にはモリアオガエル……などなど。


もちろん調査・研究は両生類だけではなく、個人的には植物と哺乳類のデータを集めたいしね。今年も盛りだくさんですが、ヤマアカガエルの卵塊は、いろいろ活動をスタートさせるための、いいきっかけです。


これから開催する両生類の観察会はこちら

2月23日

3月8日

4月5日



分類 / 無尾目 アカガエル科 アカガエル属

和名 / ヤマアカガエル

学名 / Rana ornativentris

全長 / 42-78mm

分布 / 本州、四国、九州、新潟県佐渡島

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