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モリマナ4月•5月のベストショット




コミヤマスミレ

スミレの花も終盤になった頃、うっそうとした川沿いの植林地の林床で、とびきり小さい白い花が咲く。同じ環境にニョイスミレ(ツボスミレ)もあって紛らわしいが、丸くて少し長い葉っぱの形がみえると、それとわかる。今年久しぶりに訪れたところ、生息範囲が広がっていた



タチシオデの雄花

明るさの変化する、林縁を歩いていたところに、パッと開いたタチシオデ雄花があった。暗い背景にうかぶ花火のようでついつい写真を撮った。緑色で地味な花だけど、どんな虫に花粉を運んでもらうのだろうか。



(gallois=ガロア)


 

pöllö=ポッロ


今年度も東京動物園協会さんからご依頼をいただき、井の頭自然文化園の生きもの調査をすることに。仕事とはいえ、都内の生物相を知ることができるため、とてもありがたいご依頼。4月下旬、今年度1回目の調査に行くと、園内で野生のフクロウStrix uralensis)と遭遇。モリマナで使用する小生の名称“pöllö=ポッロ”は、フィンランド語で“フクロウ”を指す。生きもの調査は、寵愛するフクロウから幸先のいいスタートをきることができた。


GWがはじまったころから、水辺を有する森を訪れると、樹上で「カララ・カララ……コロコロ」モリアオガエルZhangixalus arboreus)の鳴く声を聴くようになった。そして、5月中旬、声の主と対面することができた。8か月ぶりに観ると「おぉ、でかい」と声が漏れ出てしまうほど、モリアオガエルは迫力がある。梅雨に入ると、モリアオガエルは水辺の木の上に泡状の巣をつくり産卵するが、今年はその過程をしっかり観察してみたい。



 

黒マンバ


ワイヤーの隙間からこんばんは~キュウシュウノウサギ(Lepus brachyurus brachyurus)を発見!

驚いたからか、しばらく動かず硬直状態でした。なぜだか今年に入り、キュウシュウノウサギやネズミのなかまをよく見ている気がする……。

この調子でまだ姿を拝めていない、モモンガやヤマネを観察できれば最高です! 


オオキンケイギク(Coreopsis lanceolata)はキレイな花だけれども、外来種なので駆除され捨てられてしまいます。5月はpöllö=ポッロさんが講師として行ってるHANNOアフタースクールの授業に参加。そこで、オオキンケイギク(Coreopsis lanceolata)をただ捨てるのではなく、草木染の材料として花をとったり、たくさんとって花束にしてみたりと、遊びを通して有効活用する方法を授業で行っていました。生きていたので、ただ捨てるのではなく、せめてもの有効活用黒マンバも考えていきたいです。


黒マンバ


 

セロー


土管内で彷徨う魔の手


無数に張り付く手形はまるでホラー映画のワンシーンですが、実はアライグマの足跡。

カエル探索で土管を潜ったら、そこは獣道でもありました。



庭木で休むヨコヅナサシガメ


カッコいいヨコヅナサシガメをカッコよく撮ってみました。


 


蛇メタ師匠


久々に埼玉県内で捕獲したシマヘビ。ウロコのツヤがたまりません。アオダイショウを捕獲しに行ったら、たまたまいたので捕獲してウロコの記録取りました。


ヘビを散策中に偶然見かけたニホンカナヘビの交尾。かみついているのがオス。この柔らかい体、うらやましい。。。


 

はかせ


GW中に神奈川県の大山で見つけた2種を紹介します。陽気な天気につられて様々な生きものが活動していました。

ヒゲナガケアリ(Lasius productus)

登山道の初めから中腹まで多く見られたヒゲナガケアリです。ケアリ亜属の中で触角柄節(触覚の根元の節)の長さが頭幅と比べたときに最も長い種類です。そのことから「ヒゲナガ」の名がつきました。

普段小さくて細かくまで見ることは難しいアリですが、毛が生えていたり、胸部の形が違ったりと個性を感じます。珍しい種類というわけではないですが、はじめて発見できてとても嬉しいです。


オオヘリカメムシ(Molipteryx fuliginosa)

山頂付近にいたオオヘリカメムシです。体長が20~26mmと大きくゴツゴツとした体は、とても存在感を放っています。アップでみると古代の兵器が動き出したみたいに見えますね。めっちゃカッコいいです

山地に多い種類なので、山ならではの出会いでした。また、山に行ったときに普段とは違う環境を楽しんでいきたいところです。

はかせ


 

アンフィー


GW中、gallois=ガロアさん、pöllö=ポッロさんと一緒にフィールドワークをしたときに撮った一枚。標高の高い山の、少し崩れてはげているような斜面の日当たりの良い場所に咲いていたハルリンドウ。大きさも、色も、派手ではないけれど、まるで何かを主張するかのようにかわいらしく咲くこの花に、吸い込まれそうになったのは僕だけでしょうか?


そうなんです、アカハライモリなんです。

でも何をしているのか?弱ってひっくり返っているのか?

違うんです。産卵中なんです!!後ろ肢を起用に使って、落ち葉を挟み込んで、そこに一粒ずつ丁寧に産みこみます。おなかはパンパン!まだまだ忙しくなりそうだね(笑)。

ずーーっと見たかったイモリの産卵シーン。これをベストショットにせず、どんな写真を載せようか。

アンフィー


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