早く会えたセミの幼虫。
- ももたろう

- 1 日前
- 読了時間: 3分
更新日:8 時間前
1月の中旬、我々の活動拠点の一つであるアオジシ谷で、作物を植えるために土を掘っていると
土が、もぞもぞ
根が、入り組んでいる土壌から出てきたのはセミの幼虫

セミといえば、夏・短い命・長い間土の中で過ごす幼虫。
土の中で、生活している幼虫を観察したことがないため、見つけた時喜びと冬に起こしてごめんなさいの気持ちがせめぎあった。
せっかくなので、観察してみることに。
手のひらの上で観察するため持つと、すごく柔らかくタンパク質とキチン質で構成される外骨格に色が付いておらず白い。
また、土を掘るための前足は、変わらず力強くて驚いた。
大きさは、成虫になるため出てくる終齢幼虫の半分以下(約1.5cm)
成虫に羽化するため土から出てきた終齢幼虫に比べて殻に毛がしっかり生えていた。
(ニイニイゼミの幼虫と同じくらいだが、そこまで泥をまとっていなかった。)
どうして毛が生えているのか考察してみた。
土の中で一時的に生活するため視力は必要なく目の代わりを担っている感覚毛説
穴を掘って土の中を移動する。
そのため、移動してできた穴が垂直になると落ちてしまうため毛が土や根に引っ掛かるよう生えた説
泥をまとい、モグラなどの捕食者からの身を隠すためのカモフラージュ説
もしくは、殻が柔らかいので泥を鎧のようし身を守るため説
(ニイニイゼミの幼虫も毛がはえているので同じような戦略?)
そんなことを考えながら、元いた場所に戻し作業再開。
5分くらい経ってまた掘った穴を見てみると
土が、もぞもぞ

同じところから、さっきの個体とは別の一回り大きい幼虫が出てきたじゃないか...
観察すると、若齢幼虫と比べ外骨格は見慣れた色になっていたが目だけ白かった。
(終齢幼虫の1段階前なのかな?)
足先を見るとくっついていたのか、脱皮皮と思われるペラペラな薄いものがあった。
セミの幼虫は、長期間土の中で暮らし紫外線を浴びないため、成虫のような目を守る色素が発達せず体色が薄い。また、幼虫期の複眼は未発達で視覚機能が十分でないことも、白っぽく見える理由になるそうだ。
2匹種類を特定できればより深い観察ができたのに、と悔やみながら元のいた場所へ返すことにした。
土を8センチ弱掘ると出会えた夏の風物詩。
寒い中掘り出してしまったのは申し訳ない...
そして貴重な体験をさせてくれてありがと
そう遠くない夏、成虫になって再開できたら嬉しいな ʕ•ᴥ•ʔb
(ももたろう)
分 類 / カメムシ目 セミ科
和 名 / アブラゼミの幼虫?(仮)
学 名 / Graptopsaltria nigrofuscata
体 長 / 約55mm
分 布 / 日本全土
分 類 / カメムシ目 セミ科
和 名 / ミンミンゼミの幼虫?(仮)
学 名 / Hyalessa maculaticollis
体 長 / 約60mm
分 布 / 日本全土




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