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ヒノキとサワラの見分け方

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ヒノキ(左)とサワラ(右)の葉裏の気孔帯


飯能市は西川材の産地で、スギヒノキ、若干サワラを植えた、植林地があります。ふだん自然観察をしているフィールドの多くで、これらの針葉樹を見ないことはありません。そんな西川材ですが、よく似ているのがヒノキサワラです。


ヒノキサワラの見分け方といえば、葉裏にある白い気孔帯(白いワックス)の違いで、ヒノキは「Y字型」、サワラは「X字型やH字型」というのが有名ですが、わかりにくい場合もあります。なので、個人的にはヒノキ葉先がするどくないのに対して、サワラ葉先がするどいと認識しています。


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ヒノキ(左)とサワラ(右)の樹皮


葉が高いところにあると、気孔帯や葉先が確認しにくい場合もあります。その時は、樹皮を見分けるポイントのひとつにします。


ヒノキの樹皮は、あらく裂けて大きく剥がれる印象ですが、サワラの樹皮は、縦に幅狭く剥がれる印象です。

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ヒノキ(左)とサワラ(右)の実とタネ


果期であれば、実(球果)の違いがわかりやすく、ヒノキ実は直径10mm前後あるのに対して、サワラ実は直径7mm前後と、ヒノキと比べて小さいとくちょうがあります。


他にも一般的に、ヒノキが水はけのよい乾燥気味の環境に植えることが多いのに対して、サワラは湿潤な環境を好むので、やや湿った場所に植えられていたりします。



分 類 / マツ目 ヒノキ科 ヒノキ属

和 名 / ヒノキ(檜)

学 名 / Chamaecyparis obtusa

花 期 / 4月

生活型 / 常緑高木・針葉樹

分 布 / 本州(福島県以南)〜九州・屋久島(日本固有種)


分 類 / マツ目 ヒノキ科 ヒノキ属

和 名 / サワラ(椹)

学 名 / Chamaecyparis pisifera

花 期 / 4月

生活型 / 常緑高木・針葉樹

分 布 / 本州(岩手県以西)〜九州(日本固有種)

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