アサギマダラは、花のないフジバカマに何をしに来たの?
- pöllö=ポッロ

- 17 時間前
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マルバウツギの花を吸蜜するアサギマダラ
5月初旬、アオジシ谷のフジバカマの葉に、アサギマダラがやってきました。
アサギマダラというと、秋の花に集まる姿を思い浮かべる人が多いかもしれません。また、フジバカマの花に大切な成分がふくまれていて、とくにオスのアサギマダラは、その成分を取り入れ、からだの中でメスにアピールするための物質づくりに役立てることが有名です。

フジバカマの花(8〜9月に開花)
でも、秋の七草であるフジバカマが開花するのは、8〜9月になってからのこと。なので、茎を伸ばし、葉を茂らし中のフジバカマにやってきた……ということです。

フジバカマの株を訪れるアサギマダラ
それでもアサギマダラは、葉のまわりをふわりと飛び、何度も葉にとまりました。花の蜜を吸いに来たのではなく、葉そのものに引き寄せられているようでした。
つまり、フジバカマはアサギマダラにとって、花の蜜だけが目的の植物ではなく。花が咲く前の葉にも、ちゃんと意味があるのかもしれません。
「花が咲いたら来る」のではなく、「この植物だから来る」。いやはや、知らないことだらけです。

フジバカマの葉に口吻をあてるアサギマダラ
アサギマダラは、長い距離を移動するチョウとしても知られています。その旅の途中で、どんな植物に立ち寄り、どんな時間を過ごしているのか。一枚の葉にとまる姿からも、たくさんの物語が見えてきます。
野外に出るときは、咲いている花だけでなく、葉にも目を向けてみてください。そこには、まだ知られていない出会いや、生きものたちの大切な時間が隠れているかもしれません。
分 類 / チョウ目(鱗翅目) タテハチョウ科
和 名 / アサギマダラ
学 名 / Parantica niphonica
前翅長 / 43-65mm
出現期 / 4-10月(成虫)
分 布 / 本州〜九州・沖縄




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