お魚マスターを目指している「ごぼう」です。今回からモリマナのブログでシリーズをお送りさせていただくことになりました。その名も「ごぼうの観察日誌」このシリーズではガサガサを中心に自分が行った水辺の記録を残しつつ、淡水魚に限らず観察した生物について発信します。そして今回、第1回目は高麗川での観察を取り上げます。
今回高麗川で採取した生物(画像・pöllö=ポッロ)
今回観察をしたのは上流の武蔵横手駅そばの高麗川と巾着田曼珠沙華公園の水路です。武蔵横手駅のそばではウグイ(Tribolodon hakonensis)、オイカワ(Zacco platypus)、カワムツ(Nipponocypris temminckii)他にジュズカケハゼ(Gymnogobius castaneus)、特定外来生物のコクチバス(Micropterus dolomieu)が捕獲出来ました。コクチバスは流れのある場所でも暮らすことができるのですが、かなり上流での採取だったので驚きました。法律でリリースは禁止されているので写真撮影後、冷凍しました。
美味しい魚なので後ほど頂こうと思います。またウグイ、オイカワ、カワムツの違いにつきましては後ほど紹介しようと思います。
今回採取した個体(画像奥)。未成魚の確認は今回が初めて(画像・pöllö=ポッロ)
こちらは今回巾着田曼珠沙華公園の水路で採取したアブラボテ(Tanakia limbata)です。この魚は西日本産の国内外来種です。コクチバスを観察後、巾着田曼珠沙華公園に移動して採取しました。雄(写真下)と雌(写真上)で分かり難いですが雄は尻びれに若干オレンジ色の婚姻色が見えます。
巾着田曼珠沙華公園にはアブラボテがわずかながら生息しており、昨年度に続き、今年も確認することが出来ました。引き続き確認調査をしていこうと思います。
(ごぼう)
分 類 / スズキ目 サンフィッシュ科
和 名 / コクチバス
学 名 / Micropterus dolomieu
体 長 / 30~50㎝
分 布 / 北海道、本州
分 類 / コイ目 コイ科
和 名 / アブラボテ
学 名 / Tanakia limbata
体 長 / 4~7cm
分 布 / 北海道、本州
Commenti