名栗川の魚というと、小生がまっ先に思い浮かぶのがカジカ。
学生時代、釣竿と仕掛けをかばんに入れて、時間があれば釣りばかりしていたのが懐かしい。その頃に頻繁に見かけたのがカジカで、ユニークな顔付きや体型にメロメロでした。
石の裏にびっしりついたカジカの卵塊
名栗川に行くと、水中の石をめくらずにいられない性分で、いつものように水生生物を確認していると、黄色いつぶつぶがびっしりついた石を当ててしまいました。
「やばい、カジカの卵塊・・・・・・」
水温はまだ10℃ほどですが、この時期はカジカの産卵期(冬から春)に入っていて、尚且つ、流れが緩やかなトロ場だったので、カジカが卵を産んでいてもおかしくありません。
ごめんごめんと、元の状態に戻したものの、なんとも申し訳ないことをしてしまった。
夜、川底でじっとしていたカジカ
そんな名栗川のカジカ、学生時代から数十年経っていますが、今でもよく出合う機会が多いので嬉しい限り。2003年頃から、名栗川ではコクチバスやカワムツなどの国外・国内外来種が席巻しているので、いろいろ心配です。
水中は、人が生きる空間ではないので、ちょっとした変化や異変に気付くことがなかなかできません。気付いたときには、大変貌していることも多く・・・・・・しっかり、定期的に観察を続けること、日常の延長線上に川があることが大切。反省しなきゃね。
(pöllö=ポッロ)
分 類 / スズキ目 カジカ科
和 名 / カジカ
学 名 / Cottus pollux
体 長 / 15cm
分 布 / 本州〜九州(北部)
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