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小さいけどカッコいい土壌動物

あけましておめでとうございます。

本年もモリマナは、イベントや調査など、いろいろなフィールドワークの楽しみ方や新しい試みを進めていきますので、よろしくお願いいたします。


ということで、今年、モリマナが力を入れる3本柱のひとつ、土壌動物のお話です。


土壌動物とは、落ち葉や土の中でくらす生きもののことで、一般的によく知られているものを挙げると、ミミズやダンゴムシ、ヤスデやモグラなどかもしれません。


これらは土壌動物としては大きな生きもので、調べてみるとその多くは肉眼で見ることの困難な、微細な生きものがたくさんいます。


雑木林の地中断面。落ち葉や土の中にはたくさんの生きものがくらしている


上の画像は、埼玉県の一般的な雑木林の地中断面を撮影したものです。


ざっくりと地中の話しをすると、一番上に落ち葉の層があり、その下に腐葉土の層、そして土、さらに下には石の層や岩盤と続きます



落ち葉や腐葉土の層には、ふだんは目にすることの少ない、小さくて不思議な姿をした生きものたちがくらしています。


ハサミコムシのなかま(体長12mm)

ナガコムシのなかま(体長4mm)

コムカデのなかま(体長4mm)


今年のモリマナは、トウキョウサンショウウオの調査以外に、川と土壌に関係する生きものに注目しています。


土壌動物は、とっつきにくかもしれませんが、その奥深い世界を垣間見ると、はまってしまうこと間違いありません!




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