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執筆者の写真pöllö=ポッロ

2/13 水辺に集まるTKS

2月10日、飯能も大雪でだいぶ積雪がありましたが、次の日には小春日和で気温がグンと上がり、すぐに雪は溶けてしまいました。そして今日(2月13日)、朝からやや暖かい雨が降ったので、これはトウキョウサンショウウオ(以後、TKS)が動く! と予測。いつもお世話になっているハンモリさんが保全活動をしている、古民家TKSポイントへ行ってきました。

水辺にやって来たTKSのメス


古民家TKSポイントは、ふだん通っている入間川周辺TKSポイントとは違って、高麗川の近くにあります。入間川周辺では、主に3月中旬にならないとTKSの産卵は始まりませんが、古民家TKSポイントの昨年の産卵初見は、約一か月早い2月20日。なので、これだけ雪や雨によって水が動いたということは……。


ビンゴ! まさに今日が、TKSが水辺にやって来くタイミングでした。


勉強のために声を掛けた黒マンバと2人で、21時から0時まで3時間観察していると、メス7頭、オス8頭、合計15頭のTKSを確認できました。おそらく目視で見つけた数なので、落ち葉や石をめくれば、もっと見つかったのかもしれません。が、産卵時期に水環境はいじらないようにしたいので、とりあえず目視のみ。


それにしても、高麗川に近い古民家TKSポイントは、入間川周辺よりも産卵時期が早い。

高麗川pöllö=ポッロにとって、まだまだデータとフィールドワーク不足。もっと高麗川周辺TKSを観察しないとね。

産卵に集まるTKSのメスとオス


そうそう、今回ちょっと意外だったのが、メスとオスの頭数。


TKSは、先にオスが産卵場所にやって来て、メスが来るのを待ち構えているイメージがあったのだけれども、カウントしてみるとほぼ半分の数でした。

古民家TKSポイントでヤマアカガエルの産卵もはじまりそう


とりあえず今日は一区切り。

明日以降もTKSはもちろん、ナガレタゴガエルの下見などなど、高麗川周辺にしばらく通わないとね。


分類 / 有尾目 サンショウウオ科 サンショウウオ属

和名 / トウキョウサンショウウオ

学名 / Hynobius tokyoensis

全長 / 80-130mm

分布 / 本州(茨城県と群馬県を除く関東地方)

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