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モリマナ5月! 自然・生きもの推し!

更新日:5月21日


pöllö=ポッロ


イカリソウに訪花するビロウドツリアブ


山地でフィールドワーク中、大好物のイカリソウEpimedium grandiflorum var. thunbergianumを見つけました。しかも、これもまた大好物のビロウドツリアブBombylius major訪花中。そんな、pöllö=ポッロにとっての夢の共演が5月の推しです。


おもに山地の雑木林で観察するイカリソウ。4枚の花弁から、細長い距を4方に伸ばした花の形を、船の錨に見立てたのが和名の由来。ビロウドツリアブは春先に現れる、天鵞絨のような毛を体にまったPrettyなツリアブのなかまです。




黒マンバ

開花しました! 良い香りのスイカズラ


つる性の植物でこの時期、白色の花が咲いています。公園などでも生えており、近くを通るととても甘いような香りがただよってきます。

冬になっても落葉せず、葉っぱを残し耐え忍ぶことから、別名で「忍冬」と呼ばれています。


5月中旬は白色が多いと思われますが、時間がたってくると黄色味が加わりクリーム色にもなります。フィールドワークの際には良い香りを探してみてください。


黒マンバ



セロー


お休み

セロー



蛇メタ師匠


お休み

(蛇メタ師匠)



はかせ


アリバチのなかま(メス)


もっさりしたかわいらしい生きもの。その正体は「アリバチ」です。

 

地面を見ていると、トコトコと歩いている姿が見られます。アリに似ていますが、全身から長い毛が生えているのが特徴で、体型もまるっとした印象を受けます。大きな目もキュートです。

 

アリなのかハチなのか分かりづらいですが、アリに姿が似ている寄生バチです。まだ詳しい生態や種類など分かっていないことも多いですが、ハナバチの幼虫や蛹に寄生すると考えられています。

 

オスとメスで姿が大きく異なり、メスには翅がありませんがオスには翅があり体型もメスに比べてスラっとしています。調べてみると、どうやら交尾をして連結した状態でオスが飛翔し、メスを遠くまで運ぶという行動をするらしく、いつか観察して見たいものです。


(はかせ)



アンフィー


プリプリの卵塊
プリプリの卵塊

今月の推しは、山に登っていたときに沢で見つけたタゴガエルの卵塊です。


タゴガエルといえば、山地の源流のゴツゴツとした大きな岩の隙間のや、その下を緩やかに流れる水(伏流水)の中に卵を産む、とてもおもしろいカエルです。


そんなある意味閉ざされた環境で繁殖をする生きものなので、雨の日や雨上がりの湿った山道でおとな(成体)ばったり会うことがあるくらいで、卵塊を探そうとしてもなかなか難しいのです。


本州のほかのカエルたちと比べても、タゴガエルは大きな卵を数十個産む「少数精鋭」タイプ。

「数打ちゃ当たる」の種類に比べて、どれだけおとなになれるのか。これまた楽しみ。


アンフィー



タビー

今月の推しは「コヨメナ」です!

コヨメナは、キク科シオン属の多年草で、山の道ばたや林のふちで見られる野の花です。

薄紫の花びらに黄色の中心がかわいらしくて、控えめだけど目を引く存在なのが推しポイントです(^^)

初夏から秋まで咲いていて、野菊の中ではわりと早咲きです。湿ったところや、じめっとした草地で元気に咲いてます。

名前の「小嫁菜」ってなんだか昔話に出てきそうで面白いですよね。

調べてみると、いろんな説があってそれもまた魅力のひとつですね♪

道ばたで見つけたら、ぜひしゃがんでじっくり見てあげてください。


タビー



ツキ

私の推しはツツジです(^^♪
私の推しはツツジです(^^♪

春から初夏にかけて美しく咲くツツジは、日本の庭園や公園、山の中などでよく見かける植物です。ツツジはツツジ科ツツジ属に分類され、世界中に数百種類が存在し、日本にもおよそ30種が自生しています。代表的なものには「ヤマツツジ」や「ミツバツツジ」などがあり、ピンクや白、赤、紫といった色とりどりの花を咲かせるのが特徴です。花びらはラッパのような形で開き、種類によっては葉が常緑で一年中緑を保つものもあります。


ツツジとよく似た花に「サツキ」がありますが、咲く時期や葉の大きさ・質感で見分けることができます。ツツジは主に4月から5月にかけて咲き、葉はやや大きく柔らかめ。一方サツキは5月下旬から6月に咲き、葉が小さくツヤがあるのが特徴です。


日本では古くからツツジが人々に親しまれており、『万葉集』のような古典文学にもその名前が登場します。江戸時代には観賞用としての品種改良が盛んに行われ、現在でもさまざまな美しい品種が家庭の庭や公園に植えられていますよね!


ツツジには花言葉もあり、「節度」「慎み」「初恋」などが代表的です。これは、華やかすぎず上品に咲くツツジの姿にちなんでつけられたものです。花の色によっても意味が異なり、赤は「恋の喜び」、白は「初恋の思い出」とされ、見た目の美しさだけでなく、想いを込めて楽しむこともできます!!


ツキ



ももたろう


未完熟の桑 5月上旬
未完熟の桑 5月上旬

毛虫かな?と錯覚できるほどケバケバな見た目をした、薄ピンクの果実『桑/クワ』が今月の推しです。

マルベリーとも呼ばれているよ

桑は、淡いピンク→赤→紫の順で熟していきます。赤の時は、酸味があるのでジャム、紫まで熟したのは酸味が少なく甘味が強いのでそのまま食べるのがオススメです‼︎

葉をお茶にしてのむと、血糖値の上昇を抑えたり腸内環境を整えてくれる効力があるので適度に飲むといいかも


また、桑の葉は、蚕の餌になり養蚕のために各地で植えられていたそうです。

市街地でも生えていたりするので探してみると面白いかもね


最後に、ほんとに美味しいんだけど食べすぎると口の中紫色になるから気をつけてねʕ•ᴥ•ʔ


(ももたろう)

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