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記事: Blog2_Post
執筆者の写真森のフィールド学舎 168

モリマナ10•11月のベストショット


gallois=ガロア




どんぐりカッコイイ

 去年はほとんど実らなかったクヌギが実った。しかも自分の知っているところはすべて実りがないか、少なかった。その代わり今年実ったクヌギはとても立派だ。どんぐりになるのに2年かけて育つ当たり外れの多いクヌギも魅力的。

 gallois=ガロア





やっと咲いたツメレンゲ

 こちらも、手に入れてから2年目で咲いたツメレンゲ。家の近くの石垣に生えているのを分けてもらった。自生なのか、園芸で持ち込まれたのかはわからない。葯の先端は紅色、花びらは白、とコントラストの綺麗な花。ツメは葉っぱの先が尖っているからのようだが、レンゲというのはどこから来ているのだろうか。多肉植物もカッコイイ。


gallois=ガロア


 

pöllö=ポッロ


ジョロウグモの網に居候するシロカネイソウロウグモ


晩夏から秋、林縁部でジョロウグモの網がよく目立つようになる。立体的に張られた、目の細かい見事な円網を観てまわると、腹部が銀色に輝く、2〜3mmの小さなクモが見つかる。このクモは、シロカネイソウロウグモArgyrodes bonadea)。和名の通り、他のクモが張った網に居候するヒメグモのなかまだ。ジョロウグモ以外にも、コガネグモ類やオニグモ類の網で観察することができる。見つかると、ちょっぴり嬉しいクモのひとつだ。



上空から俯瞰視した雑木林の紅葉


11月に入り、待ちかねていた雑木林紅葉がはじまったため、鳥視線で俯瞰してみることにした。コナラやシデ類などがきれいに色づき、まるでカラフルなカリフラワーのようだ。しかしよく見ると、枯れた木がチラホラ。飯能では3年ほど前から、ナラ枯れが目につくようになり、最近では枯れた木は伐採され、ゴミとして処分されている。安全管理のためやむをえない……理解はできるが、立ち枯れ朽ち木重要性を思考する、今日この頃だ。



 

黒マンバ


黒マンバがよく見かけるムラサキシキブ


この時期は、森の中にある「」にご注目! この実は「ムラサキシキブ」ですが、森の中にはこれに似た植物で「ヤブムラサキ」「コムラサキ」もあります。

名前の由来は過去の偉人「紫式部さん」から来ているそうで、花言葉も「上品」「愛され上手」など、とても美しい……この果実に一目惚れしてしまいそうです。


黒マンバ

ムササビの痕跡のスギの球果


スギ版の松ぼっくり(スギの球果)を発見! 勝手に「スギぼっくり」と呼んでます(笑)

しかし、かけている⁉ 実はこれ! ムササビの痕跡で中の種の食べられた跡です。

まだ、落ちたばかりのものですが、手に取るとベトベト、ヤニの強い香りがします。

好き嫌い分かれる香りですが、黒マンバはこの香りが好きで、気付いたら嗅いでいます(笑) 


黒マンバ


 

セロー


お休み


 

蛇メタ師匠



ヤマカガシ


寒くなる前に見溜めしたい!! と思い立ち探し始めたら、すぐにいたヤマカガシ幼蛇。この場所、すごくヤマカガシが多い……。数時間で15匹のヤマカガシに出会いました。

(蛇メタ師匠)


2022年11月8日といえば


皆既月食がありましたね。この日は熊谷の会社の駐車場で撮影。SNSで皆さんこぞってあげてましたが、私も遅ればせながらw



 

藤サファリ


お休み

 

はかせ


はかせお気に入りのアリ。特有な形に目を惹かれる


土の中に生息しているウロコアリ(Trumigenys lewise)体長は2mmで、とても小さいですが、特徴的な矢じりのような頭部と長い大あごは、独特の存在感を放っています。トビムシを専門に食べ、その大あごは動きの素早いトビムシを捕らえるために使います。いつか捕食シーンを見てみたいものだ。

はかせ


コウガイビル亜科の一種


川の上流で見つけたコウガイビル。この後、草にべったりとくっついたまま、器用に体を動かして裏側まで移動していました。3枚目の写真の目(黒いつぶつぶ)もいいですが、体が縮んだときにできるしわがたまりません。コウガイビルは「ヒル」と名前に入っていますが、ヒルでは無くウズムシの一種です。身近なところでは、オオミスジコウガイビルという存在感溢れる種類がいるので、雨上がりの日に探してみるのも一興です。

はかせ


 

アンフィー


PETボトルキャップにはいりそうな、小さなヤマアカガエル


那須どうぶつ王国の自然道は、高低差もある歩き応えのある山道です。途中でも流れていて、「両生類いそうだな~」と思っていると、ちょうど林床をピョンと跳ねるもが……。

それは若くて小さなヤマアカガエルでした。落ち葉の色に似た明るい茶色というよりも、グレーな感じ。「こんな色(の個体)もいるんだな~」と、馴染みのない場所での出会いに、嬉しくなっちゃいました。それにしても自然道、疲れたな(笑)

                                  (アンフィー


ナガレタゴガエル。正面アングルの一枚


足場の悪い渓流の、冷たい水の中で見つけたナガレタゴガエル。せっかくだからと、スマフォを構えます。上から撮ったり……横向きだったり……斜めからでも……? なんだかピンときません。これならどうだとレンズを真正面から向けると、「これはかわいいっ!」。立派な水かきや前あしの抱きだこもよく見えていいけれど、何と言ってもカエルの可愛らしい顔つきを写真に収めるなら、正面のアングルが一番かもしれません。ぜひ、撮ってみてくださいい!

アンフィー


 

むん


お休み



                      



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